書院と茶室
禅のこころを、未来に活かす空間
重秀寺開創400年記念事業として平成二十四年に書院「聴松亭」と茶室「不求庵」が完成しました。
設計・監修は故中村昌生氏、施工は安井杢工務店による、都内では希少な日本の伝統的建築技術を用いた木造建築の書院と茶室です。
禅文化・日本文化を学び、伝える施設として活用していく予定です。
※一般公開はしていません ※故中村昌生先生、安井杢工務店は京都迎賓館日本建築及び平成の桂離宮修復などを手掛けられたかたがたです
書院「聴松亭」は主室十畳・次の間八畳その三方を台目幅の入側をめぐらせた間取りです。
主室正面は間口九尺の床、右に付書院、左脇に地袋を設けています。座敷の北側は中央の寄り付き、そして玄関があり、その東に茶室、西に水屋があります。
小間の茶室「不求庵」は玄関脇の露地口を潜り、北向きの茶室。中央に開かれた躙り口に入ると二畳の客畳の奥に床(板床)、床と並んで中柱(香節皮付き)を立てた台目構えの点前座を配置、床柱は赤松皮付きです。二畳台目に台目の点前座を付した、類を見ない茶室です。
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TEL:03(3441)3856 重秀寺
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