坐禅
呼吸をととのえ、心静かにただ坐る本来のおだやかな自分自身に出会ってください
日曜坐禅会
重秀寺主催の伝統的な坐禅会です。月に一度、日曜日の朝6時から。
早朝の凛とした空気の中でしっかりと己と向き合いましょう。事前の予約なく、どなたでも参加いただけます。
お問い合わせ
詳細は重秀寺へお問い合わせください
TEL:03(3441)3856
坐禅のしかた
ご自宅での坐禅のしかたをご紹介します。
坐禅は、静かに・ゆったりと坐すること。それによって、身体、心、呼吸の3つのことを調えます。調身、調心、調息
といいます。きちんと坐禅をすると心身ともにスキッとします。
素足でリラックスした服装が基本です
◆準備
座布団を2枚用意し、
一枚を二つ折りにして尻当てにします。
座布団がなければクッションでも可。
◆坐り方
座布団の上に胡坐(あぐら)にて坐ります。
二つ折りにした座布団でお尻がやや高くなり姿勢はやや前傾になります。
尻当てには深く坐らないように。
右足を左足の腿にのせ、
左足を右足の腿にのせます。
この両足をのせた形を結跏趺坐(けっかふざ)といい坐禅の基本姿勢です。
もし出来なければ右足か左足どちらかでも結構です。
この形を半跏趺坐(はんかふざ)といいます。
◆姿勢・手・目線
体は、家の柱になったような気持ちで真っ直ぐに背筋を伸ばします。
両膝は下の座布団についています。
右手で左手の親指を握り、下から左手を添えます。
その握った両手を臍(へそ)下の丹田(たんでん)に当てます。
※丹田は臍から下にこぶし一個分下がった場所にあります。
顔は正面を向き、あごを軽く引きます。
目は半目にして、視線は1mほど先の下をみます。
(半眼といいます)
両肩の力を抜きます。
◆呼吸
呼吸は鼻からスーッとゆっくり吸い込み、丹田がふくらむように。鼻からゆっくりと吐き出します。
呼吸をしながら数字をかぞえます。
吸う時に「ヒトー」、吐くときに「ツー」と数え、
「フター」、「ツー」と続き、10まで数えたら1に戻ります。
この方法を「数息観」といいます(声は出しません)。
坐っているとさまざまな事が浮かんでくると思いますが、その時は1から数えなおします。
15分~25分坐禅することで心身ともに落ち着いてすっきりします。
坐禅の呼吸は職場でも電車内でもできます。
ひととき自分自身と向き合い、本来の穏やかな自己と出会ってください。